プレゼンで意識すべきこと

 あまり面白い文章とは言え無いのですが(おそらく英文を訳しているからでしょう)、プレゼンの心構えとして、とても大切だと思います。

プレゼンテーションというのは、その目的が教育であれ説得であれ情報の交換であれ、つまりはコミュニケーションでありメッセージの伝達だ。そのため、中心となる「コアメッセージ」のテーマが何であったとしても、効果的で説得力のあるプレゼンテーションを時間をかけて念入りに作り上げることが大切だ。

http://opentechpress.jp/enterprise/article.pl?sid=08/02/12/0122225&pagenum=1

 まず大前提として、何を言いたいのかをはっきりと、そして深く考察しておくこと。そして次に聞く人ありき・・・聞く人(見る人)に満足していただくためにできることは可能な限り行う。プレゼンの成功は、これにつきるんじゃないでしょうか。

 聞く人の立場によって内容や話し方を変えた方がよいかもしれません・・・というか、聞く人のことを本当に考えていれば、スライドの使い回しなんてあり得ないんじゃないかと思えてきます。過去に使ったスライドを継ぎ接ぎしたスライドで報告しても、「手ぇ抜いたな・・・」と思われるのがオチであって、感心・感動はうまれないと思ってしまうのです。

成功事例の大切さ

 先日仕事でおつきあいのあるK氏から相談をいただきました。内容は、「昇進がらみで役員にプレゼンをしなくてはいけないんだが、うまくまとめられないのでスライドを見てもらえないか?」というもの。私は断る理由もないので「もちろん」と二つ返事をしたまではよかったんですが・・・あまりにもつっこみどころ満載、こりゃ何から話そうと思って考えた末出てきた言葉がこれ。

 「今までに同じプレゼンをした人でうまくいった人のスライドって見ました?」

 なんとというか、やはりというか、K氏曰く「見ていない」らしいのです。・・・。誰も書いたことの無いようなスライドを書くならいざ知らず、同じようなスライドを何人もの人が書いてきているなら、見ないと損以外の何者でもないと思うんですよね。

 特にうまくいった人の成果物、いわゆる成功事例には押さえるべきポイントが全て含まれていたりするものです。

  • どのような項目について書くべきなのか
  • どれくらいの分量で書くべきなのか
  • 話す順番はどうすればよいのか
  • ・・・

 成功事例を見た瞬間、こういうことに頭を悩ます必要が無くなります。後は自分の話題に置き換えること、自分らしさを足していくだけとなるのです。言い換えれば本来自分が書くべきことに集中できるようになるわけです。

 人間というのは、過去の成功事例に自分のアイデアを足すことで今まで進歩してきたんではないかと思うわけで、人間として生きるなら「成功事例をベースにする」ということを怠ってはいけないと思うこのごろです。

 「パワポでスライドを書かなければいけなくなったら、まず、成功事例を探そう!」これ大事です。

最初のエントリって何を書くべきなんでしょうか・・・

と思い、日頃チェックしているブログなどの最初のエントリを検証してみたところ、意外にも二つ目以降のエントリと同じような、全く特別感の無いエントリで始めている人が少なからずいらっしゃるといることに気がつきました。

 へ〜。そういうもんなんですねぇ。私には無理ですけれども。